女優の川口春奈さんが2月6日、東京都内で行われた映画「一週間フレンズ。」(村上正典監督、18日公開)のバレンタイントークショーに、主要キャストともに登場。10日に22歳の誕生日を迎える川口さんに、同映画の主題歌を担当する男性2人組の音楽ユニット「スキマスイッチ」が、サプライズで“生歌”をプレゼントすると、涙を流しながら、歌に聴き入った。
川口さんのために、キャストと観客がバースデーソングを歌い、誕生日ケーキが登場すると、川口さんは「やばい!」と驚き、スキマスイッチの登場には「嘘!」と目を丸くして興奮。同作の主題歌にもなっている「奏(かなで)」が披露されると、涙を流しながら、歌に聴き入った。
演奏後、川口さんは「びっくりしました……」と呆然とした様子。「歌詞も世界観もすごく大好きな歌なので、今回、すごく大事な作品に、大切な、大好きな歌が使われて、すごく光栄です。うれしいです」とスキマスイッチの2人に思いを伝えた。
同作の主題歌は「奏 for 一週間フレンズ。」で、2004年に発売されたスキマスイッチの「奏」に新たにアレンジを加えたスペシャルバージョン。ボーカルの大橋卓弥さんは「サプライズとあって、緊張しましたね」と笑顔で、「『奏』は僕らにとっても大切な曲。十何年前の曲ですけれど、使っていただけてありがたい。すてきな使い方をしていただいたいので、感謝しています」とコメント。ピアノを担当する常田真太郎さんも「こんなすばらしい場所で、昔作った曲が演奏できて、本当にうれしいですし、好きだと言っていただいて光栄です。おめでとうございます」と誕生日を祝福していた。
この日は「恋に仕事に頑張る20代の女性」限定のイベント。同映画の「思いはかなう」というメッセージに基づき、バレンタインを直前に控えた観客の リアルな恋の悩みに、キャストたちがアドバイスやエールを送った。イベントには、川口さんのほか、松尾太陽さん、上杉柊平さん、高橋春織さんも登壇した。
「一週間フレンズ。」は、葉月抹茶さんが「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で2012~15年に連載した人気マンガが原作。14年4~6月にテレビアニメが放送され、舞台版も上演された。映画は、川口さんと山崎賢人さんのダブル主演で、高校2年生の長谷祐樹(山崎さん)が、1週間で友達の記憶を失ってしまうクラスメートの藤宮香織(川口さん)にひかれ、交換日記で距離を縮めるが、ある日、香織の過去を知る転校生・九条一(上杉さん)が現れる……というストーリー。