女優の綾瀬はるかさんらNHK大河ドラマ「八重の桜」の主要キャストが2月3日、成田山新勝寺（千葉県成田市）で行われた毎年恒例の節分会に特別参加し、年男で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんや大相撲の力士らとともに豆まきを行った。昨年に引き続き、東日本大震災の被災地を代表して岩手県陸前高田市の戸羽太市長も参加し、「震災に勝つ！　福は内！」のかけ声とともに、勢いよく豆をまき、被災地の早期復興を祈願した。

新勝寺では、本尊・不動明王は鬼も改心するからと「鬼は外」を唱えないのが伝統で、昨年から被災地の早期復興への祈りを込め、「震災に勝つ！」の発声も加えられた。綾瀬さんらが「福は内」の掛け声とともに勢いよく豆をまくと、集まった参拝者は厄払いの豆を求めて手を伸ばしていた。

豆まきは、午前・午後に計3回で、3回で大豆860キロ、落花生400キロが用意された。豆まきには、主人公・新島八重役の綾瀬さんのほか、山本覚馬役の西島秀俊さん、川崎尚之助役の長谷川博己さん、徳川慶喜役の小泉孝太郎さん、日向ユキ役の剛力彩芽さんも参加。また、大相撲の横綱・白鵬や大関・稀勢の里、把瑠都、隠岐の海も登場。年男の海老蔵さんは、父で歌舞伎俳優の市川團十郎さんの病気平癒の願いも込めて豆をまいた。（毎日新聞デジタル）