女優の杏さんが11月11日、同日、横浜市内で開幕した「フランス映画祭 2021 横浜」のドライブインシアター＆レッドカーペットイベントに出席した。フェスティバル・ミューズを務める杏さんはレッドカーペットを歩き、ドライブインシアターの観客に手を振りながら登場した。

　フランスの俳優や監督で一緒に仕事をしてみたい人を尋ねられると、杏さんは「往年の名女優、アヌーク・エーメさん」と回答。「本当に美しい方なので、ぜひ一度お目にかかりたいし、あわよくば一緒にお仕事できたらこんなにうれしいことはない」と目を輝かせた。

　開催地にちなみ、横浜で訪れる場所を聞かれると「横浜に新しい観光名所ができて。ロープウエーにさっそく乗りました！」とにっこり。「横浜の街の上を通って、車の真上や川、人の表情まで見えるんじゃないかなというくらい、街を身近に見ることができるので、楽しかったです」と声を弾ませた。

　杏さんはこの日、「フランスは私にとってとても大切な場所で、青春を過ごした場所でもあり、今でもとても思いが詰まった場所でもあります。そんなフランスと日本を繋ぐすてきなお仕事をいただけて、本当にうれしく思っております」とあいさつ。「これから4日間、たくさん盛り上がって日本とフランス両国で楽しんで、文化の交流が今後も末永く続くことをお祈りしております」と願いを込めた。

　同映画祭は、みなとみらい21地区を中心に14日まで。歌手のセリーヌ・ディオンさんの人生から生まれたという映画「ヴォイス・オブ・ラブ」（ヴァレリー・ルメルシェ監督）や、仏女優のイザベル・ユペールさんが出演する「約束」（トマ・クルイトフ監督）など11作品が上映される。