先日最終回を迎えた連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)で話題となった志田彩良さんと鈴鹿央士さんが出演する映画「かそけきサンカヨウ」の予告編が7月15日、公開された。
「愛がなんだ」「his」などの今泉力哉監督の最新作。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・国木田陽の葛藤と成長が、同級生・陸との恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情を交えて描かれる。主演を務める志田さんが主人公の陽を演じ、陽を優しく見守る父親・直役を井浦新さん、陸役を鈴鹿が務めている。
公開された予告編では、陽が「自分史上一番古い記憶って何か覚えてる?」という同級生の陸との会話をきっかけに、母親と過ごした幼い頃の記憶を思い出すシーンから始まる。母親不在の父との静かな暮らしに満足していた陽だったが、父から「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と唐突に打ち明けられ、陽の生活は一変。新しい母親と連れ子の幼い妹が家族に加わり、陽は一人ちゅうぶらりんな気持ちを抱えていた。そしてそんな陽の抱えていた感情がついに爆発。父親や新しい母親、友人たち、それぞれが胸の内に悩みや思いを抱えながら、周囲との関係性を築き上げ「淡く強く大人になる」陽の様子が、崎山蒼志さんが書き下ろした主題歌「幽けき(かそけき)」に乗せて、切り取られている。