声優の早見沙織さんが11月11日、東京都内で行われた劇場版アニメ「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」(古橋一浩監督)の初日舞台あいさつに梶裕貴さん、櫻井孝宏さんとともに登場。
紅緒の幼なじみで、歌舞伎の女形役者の蘭丸の声を務めた梶さんは「蘭丸くんはずっと可愛らしいじゃないですか。(高い声で蘭丸風に)『もう、いや!』みたいなことは、なかなかお芝居でもないですし、日常生活でもない。どうしたらそういう音に近づけるのかなって研究しつつ、やらせていただきました」と役作りについて説明。出版社・冗談社の社長の青江冬星の声を務めた櫻井さんは「結構モノローグがあるので、そこで表に出している部分と、(そのほか)心情の揺れ動きも見られたりする。奥行きのあるキャラクターと思いました」とキャラの魅力を語った。
「はいからさんが通る」は、大正時代を舞台に、剣道が特技でじゃじゃ馬な“はいからさん”こと花村紅緒と婚約者・伊集院忍の恋を描いたラブコメディー。1975~77年に「週刊少女フレンド」(講談社)で連載され、第1回講談社漫画賞少女漫画部門を受賞。78~79年に全42話のテレビアニメが放送されたほか、87年に南野陽子さん、阿部寛さん主演の実写映画が公開された。79、85、2002年にテレビドラマも放送された。劇場版アニメの新作は、今作の連載40周年を記念した企画で、約38年ぶりにアニメ化。前後編で「後編 ~花の東京大ロマン~」は18年に公開される。