女優の沢尻エリカさんが主演の映画「猫は抱くもの」(犬童一心監督、6月23日公開)の特報映像が3月8日、公開された。映像には、沢尻さんが演じる元アイドルでスーパーのレジ係をしているアラサーの大石沙織のアイドル時代が登場し、沢尻さんが可愛らしいアイドルスマイルやダンスを披露。さらに、3人組音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイさん、俳優の吉沢亮さん、「銀杏BOYZ」の峯田和伸さんらも登場する。
映画は、人気推理小説「猫弁」シリーズで知られる大山淳子さんの同名小説(キノブックス)が原作。沙織と、自分を彼女の恋人だと思い込んでいるロシアンブルーの猫・良男(吉沢さん)との関係が描かれ、擬人化した猫が登場。コムアイさんは良男の相棒の猫・キイロを、峯田さんはキイロをこよなく愛する画家のゴッホこと後藤保を、それぞれ演じている。
物語は、かつてアイドルグループ「サニーズ」のメンバーで、現在は地方都市のスーパーマーケットで働く33歳の主人公の沙織(沢尻さん)は、今の自分を好きになれず、心に孤独を抱えていた。心を許せる唯一の存在はオス猫の良男で、沙織は日々、正直な気持ちを話しかけていた。良男はやがて自分を人間だと信じ込み、恋人として沙織を守らねばと思い始める……というストーリー。