俳優の東出昌大さんが、サントリーのウイスキー「トリス〈クラシック〉」の新CMに出演することが8日、明らかになった。東出さんがお酒のCMに出演するのは初めて。オファーを受けた東出さんは「とてもうれしかったです。僕自身、すごくお酒好きなので、この仕事を続けている限りはやりたいなとずっと思っていた」とコメントしている。CMは同日から放送。

　新CM「ピンときた」編は、東出さん演じる会社員が1人でバーを訪ね、柄本明さん演じるバーテンダーに、お酒を注文しようとするがオーダーの仕方がわからず戸惑う……という内容。東出さんは初めてバーに1人で来たという緊張感を目や手の絶妙な動きで演技し、カットの度に監督の横に行っては真剣にモニターで自身の演技や表情をチェックする熱の入れようで、柄本さんとは本物の客とバーテンダーのような雰囲気で何気ない会話を楽しんでいたという。

　東出さんは「僕の父も毎晩ウイスキーを1、2 杯飲んで、気持ち良さそうに寝ていたんです」と話し、「すごく昭和な父って感じで。だから、晩酌っていいなって。ホッとする瞬間だったり、仕事から帰ってきて家庭に落ち着くという、その切り替えの瞬間だったりするので、そういう年の重ね方をしていきたいなって思いますね」とメッセージを寄せている。