大沢たかおさんの主演映画「AI崩壊」(入江悠監督)で、エリート捜査官、桜庭誠を演じた岩田剛典さんのインタビュー映像の一部が5月8日、公開された。桜庭は史上最年少で警察庁警備局理事官となり、サイバー犯罪対策課の指揮をとるエリートという設定で、眼鏡と七三分けがトレードマークという人物。インタビュー映像で、岩田さんは「こんなにもやりがいのある役柄もなかなかないし、大変だったけど、楽しかったですね」と語ると、眼鏡を外し、「ということで、桜庭から戻りたいと思います!」と桜庭から素の岩田さんに“戻る”というユニークな演出の映像が収められている。
映画の撮影の約2カ月間、「ずっと桜庭のことだけ考えて生活をしていた」という岩田さんはインタビューで、「桜庭というキャラを作るため、事前に入江監督といろいろと相談した」と語り、そこから出てきた「IQが高い」「キャリア」「海外で飛び級して本当のエリート」「年齢は若い」というキーワードを頼りに、役作りしたという。「基本的に、あまり動かないことを意識していた」と今作での演技プランや撮影の雰囲気などを語っている。
映画は、入江監督が脚本も担当したオリジナルストーリー。2017年に公開された映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」のスタッフが集結して製作された。医療・金融・交通・セキュリティーなど、AI(人工知能)が国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となった2030年の日本を舞台に、ある日、AIが暴走する大惨事が発生し、科学者・桐生浩介(大沢さん)が犯人と疑われ……というストーリー。賀来賢人さん、広瀬アリスさん、松嶋菜々子さん、三浦友和さんらも出演している。
インタビューは、5月20日に発売&レンタル開始のブルーレイディスク&DVDに特典映像として収録される。キャストインタビュー、メーキング映像、イベント映像集、VFXプロデューサーによるCG制作の舞台裏などの特典映像が付いたプレミアムエディションは、3枚組みで6980円。通常版は2枚組みで4980円。