俳優の妻夫木聡さんと柳葉敏郎さんが出演する宝くじ「ロト7」シリーズの新CMが1月26日、公開された。新CMでは、妻夫木さん演じる会社員が、柳葉さん演じる副社長を失脚させ、妻夫木さんが副社長に就任する姿をコミカルに描いている。28日から放送。
「ロト7」は、数字選択式の宝くじで、1口300円で1等の当選金は最高4億円。当選者がいない場合、次回に繰り越す「キャリーオーバー制」が採用され、これまで最高8億円だったが、2月3日(第198回)の抽選分からキャリーオーバーが発生すると、最高10億円の当選金が見込まれる。CMでは2013年4月から、妻夫木さんと柳葉さんが会社の部下と上司を演じており、今回で第17弾となる。
新CMは、大会議室で本田博太郎さん演じる社長から、外資系企業との合併に失敗したことを責められ、「リスクもあると申し上げたはず」と毅然とした態度をとる柳葉副社長に、妻夫木さんが「潔く副社長を辞任してもらいたい」と切り込む。副社長は「ロト7が10億になったら辞任でもなんでもいたしましょう」と居直るが、妻夫木の元に「ロト7が10億円に」という知らせが入る……というストーリー。また、ロト7がキャリーオーバーした時だけに放送される第18弾では、妻夫木副社長と、会社を去ることになった柳葉さんに“どんでん返し”が起こるという。
撮影は、地上約240メートルにある東京都内のオフィスビルの会議室で行われた。妻夫木さんが柳葉さんを「進退をかけると言ったはずだ」と追い詰めるシーンで、妻夫木さんは座りながらせりふを話すことになっていたが、演技に熱が入り、立ちながらせりふを言ってしまい、監督から注意をされたという。さらに、妻夫木さんは、同CMシリーズに新井浩文さん演じる親友で同僚役が登場しているが「俺、大丈夫かな? そのうち新井君に、副社長の立場を奪われたりして(笑い)」と話していたという。