お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんが9月26日、東京都内で行われたドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)のファン大感謝イベントに登場。2018年に亡くなった大杉漣さんとの思い出を振り返った。
「緊急取調室」は、天海祐希さん演じるたたき上げの取調官・真壁有希子ら警視庁捜査1課「緊急事案対応取調班(通称キントリ)」が、凶悪犯たちと一進一退の心理戦を繰り広げる人気シリーズ。2014年にスタートし、これまで連続ドラマ4シリーズ(14年1月期、17年4月期、19年4月期、21年7月期)、スペシャルドラマ2作(15年9月、22年1月)が放送され、人気を博した。10月16日から木曜午後9時に第5シーズンが放送、12月26日にはシリーズ完結作「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」が公開される。
第3シーズンから刑事・玉垣松夫を演じている塚地さん。玉垣は大杉さんが演じていた中田善次郎の穴を埋める形で、キントリにも一時在籍していた(現在はサイバー犯罪対策室所属)。塚地さんは「途中参加でいろいろなプレッシャーがありました」と加入時の心境を語った。
大杉さんが存命だったら実現するはずだった作品で、上司と部下を演じる予定だったことも明かし、「何か縁みたいなものを感じていて、漣さんからバトンを渡されたんじゃないかと思いました。それはもう緊張感もありますし、怖さもありました。でも、本当に皆さんが温かく迎えてくださって。天海さんからは『ありがとうね』って言葉までいただいて。それで全力で挑もうと思って今に至っています」と話した。
また、「僕は2代目とか、誰かの代わり(代役)みたいなことが多いんです。そうすると、先代と比べられるって毎度のことなんだなぁ」と“裸の大将”をほうふとさせるぼやきで、周囲の笑いを誘った。