歌手で俳優の福山雅治さんが主演する映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督・9月9日公開)の特報とティザービジュアルが4月21日、公開された。特報では福山さん演じる弁護士・重盛と、役所広司さん演じる容疑者・三隅が、面会室のガラス越しに対峙(たいじ)するシーンや、広瀬すずさんが演じる被害者の娘・咲江のシリアスな表情などが収められている。また、併せて公開されたティザービジュアルには、雪原に立つ重盛の姿と、雪合戦を楽しむ三隅と咲江の姿が描かれている。
映画は、是枝監督のオリジナル脚本で描く法廷心理サスペンス。真実なんていらないものと信じる弁護士・重盛(福山さん)は、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された男・三隅(役所さん)の弁護をやむを得ず担当する。30年前にも殺人の前科がある三隅はすでに犯行を自供し、負けが決まったような裁判だったが、会うたびに動機さえも変わる三隅の供述に、やがて重盛は「事件の真実を知りたい」と思うようになる……という展開。広瀬さんが被害者の娘・咲江を演じるほか、斉藤由貴さんが被害者の妻を、吉田鋼太郎さんと満島真之介さんが弁護士を演じる。事件の担当検察官役で市川実日子さん、重盛の父役で橋爪功さんも出演する。
特報は「自白してるんだろ? だとしたら間違いなく死刑だろう」という重盛のせりふで始まっており、重盛が三隅と面会室のガラス越しに向き合うシーン、顔に血をつけた三隅の姿などが映し出される。また、シリアスな表情を浮かべる咲江の姿や、被害者の妻の姿も収められている。