今年で8回目を迎える「沖縄国際映画祭」の概要が3月15日発表され、例年の3月下旬開催から日程が変更され、4月21~24日に開催することが明らかになった。昨年からリニューアルした名称「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」として規模を拡大し、宜野湾市、北谷町、浦添市、沖縄市、豊見城市をはじめ県内各所が会場となる。レッドカーペットイベントは2回、初日の21日に新たな会場となる那覇市の「波の上うみそら公園」、最終日の24日に那覇市の国際通りで行われる。
15日、吉本興業本社(東京都新宿区)で開かれた概要発表会には、同県出身のお笑いコンビ「ガレッジセール」とフリーアナウンサーの木佐彩子さんが司会を務めた。4月開催について、ゴリさんは「やっと(3月は)寒いことに気づいてくれた。4月の沖縄は素晴らしいです」と喜んだが、同映画祭実行委員長の大崎洋・吉本興業社長が「今期の当社の予算がなかった。(映画祭を)やめるというわけにはいかず、4月にすれば来期の予算でいけるんちゃうんとなりました」と事情を明かすと、驚きを隠せず、「社長! それはこういうところで言うべきなんですかね?」と大崎社長を制止して、会場を沸かせた。
沖縄国際映画祭は、映画、音楽、ファッション、お笑いなど各種エンターテインメントを融合させたイベント。「Laugh&Peace」をコンセプトに、2009年から開催されている。タイトルの「島ぜんぶでおーきな祭」には、「沖縄県の北から南、離島までを巻き込んだ祭典として、もっと身近で、もっと何でもありで、今まで以上にワクワクするお祭りを沖縄の皆様と創りたい」という思いが込められており、「将来的には、沖縄が日本・アジアのエンターテインメントの集積地、発信地となること」を目指している。
今年は、特別招待作品として「イイネ!イイネ!イイネ!」のほか、「マクベス」「沖縄を変えた男」「神人 Legend of ZAN」「サブイボマスク」「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」「絶壁の上のトランペット」「手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~」「火 Hee」「Chronicle a blood merchant」などを上映する。