モデルでタレントの紗栄子さんが10月28日、羽田空港(東京都大田区)で開催された「Samantha Thavasa Global(サマンサタバサグローバル) キックオフ発表会」に出席した。栃木県の牧場「那須ファームビレッジ」を経営している紗栄子さんは、馬の飼育に「毎日奮闘しています。牧場の外に出られない毎日を過ごしています」と明かした。
同牧場の経営を始めたきっかけはコロナ禍。緊急事態宣言明けに牧場へ足を運んだといい、「19頭のお馬さんの命の危機や、働いている皆さんの雇用が危ぶまれていました。『自分に何かできることはないか』と思い、不安だったけど、現場の皆さんの後押しを受けて、私も心機一転、栃木に引っ越して、住民票も移して、皆と一緒に事業を立て直すために奮闘しています」と説明した。
現状は「19頭のお馬さんの安定した生活を維持することに着手しています。今後は引退した競走馬の殺処分問題に取り組んでいきたいです。なにせ敷地がとても広い。保護馬の活動、その子たちのセカンドキャリアを築く場として、自信を取り戻す作業のお手伝いができる場にしたいです。(人間である)私たちもコロナで心がとても疲れています。馬との触れ合いを通して、穏やかな生活やコミュニケーションの温かさを再確認できる牧場になれば」と語った。