女優の吉高由里子さんが3月14日、東京都内で行われた「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’21/第27回AMDアワード」の授賞式に出席した。吉高さんが主演を務め、昨年10月から12月まで放送されたTBSドラマ「最愛」が大賞となる「総務大臣賞」を受賞し、吉高さんはちゃめっ気たっぷりのスピーチで会場を魅了した。
吉高さんは同賞の表彰楯のほか、グランプリフラッグを受け取ると満面の笑み。その後のスピーチで「立派な旗を持って、このような音楽が流れていると強くなった気がします。旗を振り回したいのをぐっとこらえてコメントします」といい、最後には「また楽しそうなアワード呼んでください」と呼びかけるなどし、会場を笑いに包んだ。
「総務大臣賞」を受賞したドラマ「最愛」は、吉高さん演じる実業家の真田梨央と、梨央を取り巻く人々を中心としたラブサスペンス。ツイッターでは犯人を考察したツイートであふれ、見逃し配信の初回配信数が286万7362回とこれまでの記録を塗り替えるなど広く注目された。
吉高さんは「1つひとつ丁寧に作ってきたドラマ。この作品を見てくれたみなさんがここまで大きく広くしてくれた」と感謝し、「これからもわくわくするようなエンターテイメントに携われるように私自身も精進したい」と意気込んだ。
「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー」は、毎年1月1日~12月31日に国内で発売・発表されたデジタルメディアで表現されたコンテンツやサービスを対象に、優れた作品を年間コンテンツ賞「優秀賞」として選出し、優秀賞の中から「大賞/総務大臣賞」と「AMD理事長賞」などを決定する。
今年の「AMD理事長賞」は実写映画、テレビアニメがヒットした「東京リベンジャーズ」が受賞。また、「優秀賞」は「いらすとや」、東京2020パラリンピック開会式を演出した「ウォーリー木下」さん、Cygamesが展開するクロスメディアコンテンツ「ウマ娘プリティーダービー」、一発撮りのパフォーマンス「THE FIRST TAKE」、興行収入102億円を突破した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、ランドマークキャラクターとして話題となった「新宿東口の猫」、小栗旬さんの主演ドラマ「日本沈没-希望のひと-」(TBS系)、昨年7月公開の細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」に登場した「歌姫 Belle」、「放送番組のインターネット同時配信等に係る 権利処理の円滑化に関する制度改正」がそれぞれ選出された。
授賞式には映画「東京リベンジャーズ」で“ドラケン”こと龍宮寺堅役を演じた俳優の山田裕貴さん、アニメ映画「竜とそばかすの姫」でヒロインのすず/ベルの声を担当した歌手の中村佳穂さんも登壇した。