サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が3月30日、川崎市内で会見に登場。29日に行われた2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選のシリア戦で5対0で快勝したことについて、ハリルホジッチ監督はこの日、レストランで朝食の際、周りから祝福を受けたといい、「今日の食事のときは何回も(ファンに)写真やサインを求められた。今までで一番だった」と笑顔をみせた。
会見は、4月2日にWOWOWで生中継されるスペインサッカー「リーガ・エスパニョーラ」のFCバルセロナとレアル・マドリードの伝統の一戦「クラシコ」で、ハリルホジッチ監督が現地解説を務めることになり、渡欧を前に会見した。日本の快勝に喜びの表情をみせたハリルホジッチ監督だったが、すぐに「監督なのであぐらはかけない」と話し、「残っているチームで強いチームはたくさんある。3次予選は銀座で散歩するような楽な挑戦ではありません。まだまだチームの団結、レベルを高めることができる」と気を引き締めた。
またハリルホジッチ監督はクラシコについて、「世界中のどの指導者もこの試合を見たい。ワクワクしています」と笑顔でコメント。「バルセロナのリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの3人はサッカー史上最高のトリオといっても過言ではない」と語り、「今最も才能のある3人の天才がベストを出せば最高の試合が見られますね」と見どころを紹介した。
クラシコの試合展開の見通しを聞かれたハリルホジッチ監督は「ジダンが(レアル・マドリードの)監督になってロッカールームの雰囲気がよくなった。ジダンの特徴は全面的に選手たちを信頼しているところ」としつつ、「バルセロナにどう勝つか。難しいでしょうね」と予想。ただ、「レアル・マドリードは素晴らしいチームですよ。スター選手の調和、それをどれぐらいジダンが高められるのか見ものです」と見どころも語った。
「バルセロナvsレアル・マドリード」は4月2日深夜3時からWOWOWライブで生放送される。