コスプレの世界一を決める「世界コスプレチャンピオンシップ」のファーストステージが8月6日、愛知県芸術文化センターコンサートホール(名古屋市東区)で行われ、出場した30カ国・地域の代表コスプレーヤーの中から、日本を含む16カ国・地域の代表チームが勝ち抜き、決勝戦にあたるセカンドステージへの進出を決めた。セカンドステージは7日に同所で行われ、コスプレ世界一が決定する。
この日の「世界コスプレチャンピオンシップ」は、愛知県で開催中の「世界コスプレサミット2016」のメインイベント。日本は「ファイナルファンタジー8」のスコール・レオンハートと、サイファー・アマルシーのコスプレで、2人の戦いを表現した。ほかに過去に優勝歴のあるフランス、イタリア、ロシアと、初出場のカナダとスウェーデン、オーストラリア、フィンランド、台湾、米国、英国、タイ、フィリピン、メキシコ、インドネシア、デンマークが、セカンドステージへの進出を決めた。
「世界コスプレサミット」は03年から開催され、今年14回目を迎えたコスプレの祭典。05年から、世界王者を目指しパフォーマンスなどを競う「世界コスプレチャンピオンシップ」が行われている。
「世界コスプレチャンピオンシップ」は、日本のアニメ、マンガ、ゲーム、特撮のキャラクターに扮(ふん)した世界各国の代表コスプレーヤーが2人1組のチームで出場し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競う。これまでにブラジル(06、08、11年)、フランス(07年)、日本(09、12年)、イタリア(05、10、13年)、ロシア(14年)が優勝し、世界一に輝いている。
今年は初めて2日間にわたって開催され、過去最多となる30カ国・地域の代表コスプレーヤーが出場。インド、カナダ、スイス、スウェーデンが初出場した。また、舞台上のスクリーンを使った映像演出が初めて可能になった。ファーストステージは30チームが、A、Bグループ(各15チーム)に分かれて競い、各グループから上位8チーム、計16チームがセカンドステージに進出を決めた。参加各国のオーガナイザーが、コスプレの「パフォーマンス」「コスチューム」「原作リスペクト」の3項目を計30点満点で採点した。