日本全国のふるさとの祭りや食が一堂に会する「ふるさと祭り東京2013-日本のまつり・故郷の味-」が、東京ドーム(東京都文京区)で開催されるのを前に11日、報道陣向けの内覧会が開かれた。会期中に開催される祭りのステージでは、高さ23メートルの「五所川原立佞武多(たちねぷた)」(青森県五所川原市)の山車が今回初めて登場するほか、全国各地の「ゆるキャラ」とコラボレーションしたスイーツが販売される「ご当地スイーツストリート」など各地の食や伝統工芸を紹介する約300店舗が出店する。会期は1月12日から20日まで。
「ふるさと祭り東京」は今回で5回目を迎える全国各地の祭りやグルメが集結する日本最大級の物産展。会期中は初登場の五所川原立佞武多のほか、46個のちょうちんが付いた重さ50キロの竿(さお)燈を操る「秋田竿燈まつり」(秋田県)や華やかな振り付けが特徴の「盛岡さんさ踊り」(岩手県)、「沖縄全島エイサーまつり」(沖縄県)など14の全国の祭りが披露されるほか、全国の15のどんぶりの中から「No.1ご当地どんぶり」を決める「第4回全国ご当地どんぶり選手権」などの催し物が企画されている。
第4回全国ご当地どんぶり選手権では予選会を勝ち抜いた10どんぶりと前回上位のシード4どんぶり、主催者推薦どんぶりを加えた10どんぶりが、来場者の食べ比べ(1杯500円)と投票によって、No.1ご当地どんぶりの座を争う。全国ご当地どんぶり選手権のブースでは、前回準グランプリだった「鯛茶漬け」(新潟県)や前回3位の「やまゆり牛ステーキ丼」(神奈川県)、予選会を突破した「土佐漁師の三色丼」(高知県)などを出展する各店舗が、どんぶりの素材や特色を紹介しながらそれぞれのどんぶりをアピールしていた。なお、前回、前々回2年連続でグランプリに輝いた「うにめし丼」(北海道)は、投票対象外となるものの「殿堂入りどんぶり」(殿丼)として出展する。
また、「ご当地スイーツストリート」では、開発に約6カ月をかけたという、熊本県のゆるキャラ「くまモン」とコラボレーションしたわらび餅入りのチョコレートケーキ「匠のショコラ」(2800円)や大阪府のゆるキャラ「いしきりん」とコラボレーションした「パティスリー モンシェール」の「いしきりんロール」(1575円)など、人気店がゆるキャラをテーマに開発したスイーツが勢ぞろいした。匠のショコラを販売する「きなこーや」の担当者は「バレンタインデー用のプレゼントとしてもおすすめです」と話していた。
開場時間は午前10時~午後8時。(15~17日は午後7時閉場、18日は午後9時閉場、20日は午後6時閉場)入場料は当日券が1500円(前売り券1200円)、平日限定入場券が1200円(同1000円)、特別観覧席付前売入場券(土日祝日のみで日付指定)が2000円、イブニング券が1000円(午後4時以降に会場窓口で販売)。小学生以下は大人1人の付き添いで4人まで無料。(毎日新聞デジタル)