俳優の広瀬すずさんが11月6日、東京都内で行われた「第18回難民映画祭」のオープニング上映イベントに登場した。昨年、ウクライナ復興支援のプロジェクトを立ち上げた広瀬さんは、この日は特別ゲストとして登壇。チャリティーを始めたきっかけや感じたことなどを語った。
広瀬さんは、昨年「私なりの支援プロジェクト」と題したクラウドファンディングを実施した。「最初はひとりでやろうと思ったんですけど、何かで自分の形が勝手に出てしまったら(と考えて)、一回事務所に相談するべきだなと思って」と明かし、「『こういうお仕事をさせていただいているからこそ、できることもあるんじゃないか』と一緒に話していて気づくことができた」と振り返った。
続けて、「私は今25歳ですが、同世代のみなさんや、私より若いみなさんも参加できる形で何かできたらいいな、と思って。普段からお世話になっているスタッフさんに相談したら、快く引き受けてくださったので。本当にやってよかったなと思いました」と回顧。「私と同じように感じている方から、ものすごくお礼を言われたんです。そこがすごく、やってよかったなと思う機会でした」と笑顔をみせた。
同映画祭は国連UNHCR協会の主催で、「難民」に焦点を当てた映画祭として2006年にスタート。映像の力で難民となった人々の困難を生き抜く力強さを伝え、難民問題への理解と共感を広げることを目的に毎年開催されている。今回は日本初公開5作品を含む6作品を劇場やオンラインで上映。オープニング上映イベントでは「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」(テッド・ブラウン監督)がTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)で上映された。オンライン開催は30日まで、東京での劇場開催は6日、23日、25日。