女優の広瀬すずさんと俳優の松坂桃李さんがダブル主演を務める映画「流浪の月」(5月13日公開)の特報映像が2月22日、公開された。同映画の映像初解禁となる。
「流浪の月」は、2020年の「本屋大賞」を受賞した凪良ゆうさんの同名小説(東京創元社)が原作。9歳のときに誘拐事件の“被害女児”とされた家内更紗(かない・さらさ、広瀬さん)と、当時19歳で事件の“加害者”とされた佐伯文(さえき・ふみ、松坂さん)が、“被害女児”と“加害者”という烙印(らくいん)を背負ったまま15年ぶりに再会する。更紗のそばには、婚約者の亮がいて……。事件から15年たった現在の更紗の恋人・亮を横浜流星さん、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子さんが演じる。広瀬さんが出演した映画「怒り」(2016年)の李相日(リ・サンイル)監督がメガホンをとる。
特報は、「その男、家内さんを誘拐した犯人よね?」という不穏な言葉で始まる。夜の街をさまよう広瀬さん、水辺に浮かび空を仰ぐ松坂さんのシーンが描かれ、横浜さん、多部さんも登場。更紗、文、亮、谷それぞれのやり場のない表情に心揺さぶられる内容となっている。