女優の宮沢りえさんが11月2日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された主演映画「紙の月」(吉田大八監督、15日公開)の試写会に、池松壮亮さんら共演者と登場した。宮沢さん演じる主婦と不倫関係になる大学生を演じた池松さんは「ラブホテルのシーンで、宮沢さんがベッドで跳びはねていた」と暴露。宮沢さんは「ラブホテルって滅多に行かないじゃないですか……。デコレーションの素晴らしさに感動してワクワクしていた」と恥ずかしそうに話した。
また、宮沢さんは約7年ぶりの映画主演となった同作の撮影について「撮影前は緊張して不安でドキドキでしたが、惜しみなく演じさせていただきました」と自信を見せていた。
「紙の月」は、直木賞作家・角田光代さんの小説が原作。夫と2人暮らしの平凡な主婦・梨花(宮沢さん)が、大学生の光太(池松さん)と不倫関係になり、契約社員として働く銀行の顧客の金に手を出してしまい、横領が次第にエスカレートしていく……というストーリー。宮沢さんは同作で、第27回東京国際映画祭で日本人としては「ヴァイブレータ」の寺島しのぶさん以来11年ぶりの最優秀女優賞に輝いた。