2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の組織委員会理事を務める男子ハンマー投げの室伏広治選手が9月3日、東京・日比谷公園で開催中の「アサヒビール オクトーバーフェスト 日比谷 秋の収穫祭2015」のオープニングイベントに登場。使用中止になったエンブレム発表会にも出席していた室伏選手は一連の騒動に直接触れることはなかったが、「東京オリンピックは世界中のすべてのアスリートにとって最高のオリンピックになりますように。その最高の準備をしていきたいと思っています」と思いを語った。
室伏選手が登場したのは同イベント内の「アサヒビール東京2020オリンピック・パラリンピック応援ステージ」で、同大会招致アンバサダーを務めたフェンシングの太田雄貴選手、日本体育大学児童スポーツ教育学部助教の田中理恵さん、来夏のリオデジャネイロ五輪・競泳女子200メートルバタフライ代表に内定している星奈津美選手もゲストとして登場した。
20年東京大会について、太田選手は「現役として出場はかなわないと思っているんですけれど、若手の育成と方針を教えることで最高の結果を出すと思います」と語り、田中さんも「選手が一番輝ける場所。2020年からもスポーツ界がしっかり輝けるように、サポートしていきたい」と笑顔で語った。星選手は「来年のリオが内定しているので、そこでしっかり成果を残すことを集中してやりたい」と決意を語っていた。
「アサヒビール オクトーバーフェスト 日比谷 秋の収穫祭2015」は5日まで同所で開催される。