今年のトレンドを映し出すヒット商品などを表彰する「第27回2014小学館DIMEトレンド大賞」の授賞式が11月13日、東京都内で行われ、小学生を中心にアニメやゲームが大ヒット中の「妖怪ウォッチ」が大賞に選ばれた。受賞式には人気キャラクター・ジバニャンとともに開発元のレベルファイブの日野晃博社長が登場し、「担当者やクリエーター達とこの受賞を分かち合って喜びたいと思います」と受賞を喜んだ。
日野社長は「本当にうれしいです。妖怪ウォッチという作品はただのゲームでもアニメでもマンガでもおもちゃでもなく、本当にエンターテインメントの世界を、いろんな分野のクリエーターをつないだすごいコンテンツだなと思っています。新しい時代のエンターテインメントとして全ての分野で記録を作り続けていく素晴らしいコンテンツに育てていきたい」と語った。
「小学館DIMEトレンド大賞」は、小学館の情報誌「DIME」が、ビジネスからエンターテインメントまで、その年のトレンドを映し出す注目商品、ヒット商品、先見性のある商品に贈る賞。27回目の今年は、大ヒットした劇場版アニメ「アナと雪の女王」やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)にオープンした新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」、ソフトバンクの家庭向け人型ロボット「Pepper(ペッパー)」などが各部門賞を受賞した。今回からDIMEの総合キュレーションサイト「@DIME」が選ぶ「@DIME賞」も新設された。
また、「話題の人物賞」には、今年AKB48を卒業した大島優子さんと男の妄想を歌った人気歌ネタ「もしかしてだけど」で人気を集めているお笑いコンビ「どぶろっく」が選ばれた。授賞式に出席した大島さんは「今年は自分の中で“変化の年”と掲げていた。葛藤やら不安やら、そして今後の自分に期待を持ちつつ過ごしていたんですが、そういった中でこういう賞をいただけて、すごくうれしい。今後の励みになります」と感謝し、「来年も再来年もずっと先でも話題の人としていろんなことを発信できるように頑張っていきたいと思います」とあいさつ。「どぶろっく」の2人は「あいさつ代わりに」とステージ上でも「もしかしてだけど~」とネタを披露し、会場を盛り上げた。
◇各部門賞は以下の通り。(敬称略)
【家電・IT部門】ヘルシオお茶プレッソ(シャープ)▽ハイレゾ(ソニーマーケティング)▽Windowsタブレット(日本マイクロソフト)
【ライフスタイル部門】Pepper(ソフトバンク ロボティクス)▽Jコンセプト(パナソニック)▽BMW i3(ビー・エム・ダブリュー)
【レジャー・エンターテインメント部門】アナと雪の女王(ウォルト・ディズニー・ジャパン)▽ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター(ユー・エス・ジェー)▽妖怪ウォッチ(レベルファイブ)
【@DIME賞】iPhone6/6Plus(アップルジャパン)
【Suits賞】コレド室町(三井不動産)
【話題の人物賞】大島優子、どぶろっく
【特別賞】STAND BY ME ドラえもん(同製作委員会)
【大賞】妖怪ウォッチ(レベルファイブ)