愛知県内で開催中の「コスプレ」世界一を決める「世界コスプレサミット2015」のレッドカーペットパレードが8月1日、名古屋市中区の繁華街・栄の錦通りを約200メートル封鎖して行われ、大会史上最多となる26カ国・地域から選ばれた代表コスプレーヤー52人が登場した。手元の温度計で39度を計測する猛暑の中、各国代表は沿道に集まった大勢の観客が見守る前で自慢の衣装を披露し、パフォーマンスを行った。
世界コスプレサミットは、世界各国の代表メンバーが2人1組で参加し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競うイベントで、03年に始まり、05年から世界王者を目指しパフォーマンスなどを競う「世界コスプレチャンピオンシップ」を実施している。チャンピオンシップ開催に先立ち、7月29日には初参加国の代表が外務省を表敬訪問して、城内実副外相と面会し激励を受けた。
13回目となる今年は、オーストラリア、ブラジル、中国、ドイツ、デンマーク、スペイン、フィンランド、フランス、イギリス、インドネシア、イタリア、日本、韓国、メキシコ、マレーシア、オランダ、ロシア、シンガポール、タイ、アメリカ、香港、台湾のほか、新たにフィリピン、ベトナム、ポルトガル、クウェートを加えた26カ国・地域から52人が参加。パレードには見学国のカナダ、スウェーデンを加えた28チーム、56人が参加した。チャンピオンシップはこれまではブラジル(06、08、11年)、フランス(07年)、日本(09、12年)、イタリア(05、10、13年)、ロシア(14年)が優勝している。
パレードでは、各国代表が「ワンピース」や「ファイナルファンタジー」シリーズ、「新世紀エヴァンゲリオン」などの人気アニメやマンガ、ゲームのキャラクターの衣装に身を包み、繁華街を練り歩いた。パレード前は昨年に引き続き「徳川宗春道中」も開催。徳川宗春に扮(ふん)した大村秀章・愛知県知事や、姫に扮したSKE48の石田安奈さん、熊崎晴香さん、高寺沙菜さんも登場した。
チャンピオンシップは1日夜に開催され、2日には優勝者を筆頭に“名古屋のアキバ”ともいわれる大須(名古屋市中区)をパレードする「大須コスプレパレード」が行われる予定。