女優の蒼井優さんが10月7日、東京都内で行われた主演映画「スパイの妻<劇場版>」(10月16日公開)の配信トークイベントに、俳優の高橋一生さん、黒沢清監督とともに出席。会場では第77回ベネチア国際映画祭で受賞した銀獅子賞(監督賞)のトロフィーが初お披露目され、蒼井さん&高橋さんは黒澤監督を祝福した。
本作は、戦争が迫る1940年を舞台にしたミステリーエンターテインメント。神戸で貿易会社を営む優作(高橋さん)は、赴いた満州で恐ろしい国家機密を知り、正義のため、事の顛末(てんまつ)を世間に知らしめようとする。妻・聡子(蒼井さん)の知らぬところで、優作は別の顔を持ち始めるが、優作への愛が聡子を突き動かしていく……というストーリー。
高橋さんは、2度目の夫婦役となる蒼井さんの印象について「(相手役が)蒼井さんだと聞いて、マネジャーさんに『やった!』と言いました。そのくらいお芝居にかけて全幅の信頼をしている。お芝居をすることが楽しみで仕方がない人」と手放しで褒めたたえた。
蒼井さんも「尊敬している先輩。一緒に何かを作らせてもらえることがありがたい。すごい先輩だと分かりながらも、一緒に歩んでくださることに感謝しています。できればまた共演したいです」と話した。