女優の永野芽郁さん主演の映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督、10月29日公開)の特報映像が4月16日、公開された。同作の映像初公開となる。また追加キャストとして、岡田健史さん、大森南朋さん、市村正親さん、稲垣来泉ちゃんが出演することも発表された。
「そして、バトンは渡された」は、瀬尾まいこさんによる同名小説が原作。血のつながらない親に育てられ、4回も苗字が変わった高校生・森宮優子はわけあって料理上手な義理の父親、森宮壮介と2人暮らしをしている。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんには愛情を注ぎ共に暮らしていたのだが、ある日突然、娘・みぃたんを残して姿を消してしまう。やがて、全く違う二つの物語が交差する……。永野さんが主人公の優子、石原さとみさんがシングルマザーの梨花、田中圭さんが血のつながらない父親・森宮を演じる。石原さんは初の母親役。
また、岡田さんは主人公・優子(永野さん)の同級生で淡い恋心を抱く存在で、天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている早瀬賢人役。大森さんと市村さんは、魔性の女性・梨花に翻弄(ほんろう)される役を演じ、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく。来泉ちゃんは梨花の娘役の泣き虫・みぃたん役。
公開された特報は、優子の「私は、苗字が4回も変わりました」のせりふから始まり、森宮と優子が2人で並んで仲むつまじく料理をしたり、優子のピアノの伴奏に合わせ森宮さんが歌ったりするシーンが描かれる。もう一つの物語である、梨花がみぃたんのために服を選んだり、お互いに顔を寄せながら抱きしめ合う姿も登場。そして映像の後半、「実はあなたに伝えておかなければいけないことがあります」という梨花の言葉で、一気に物語が動き出す……という展開。