歌手で俳優の吉川晃司さんが7月9日、東京都内で行われた主演連続ドラマ「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」(WOWOW)の完成披露試写会&舞台あいさつに、共演の上地雄輔さんと出席した。
ドラマで吉川さんは、ほとんどしゃべらない的矢六兵衛を演じているが、上地さんが「吉川さんは本当はおしゃべり」と暴露すると、吉川さんは「イメージ悪くなるだろ」と突っ込み。さらに上地さんが、ドラマについて「時代劇だけどファンタジーに通ずるポイントもある」と真面目に話をしようとすると、吉川さんはたびたび、上地さんの話の腰を折り、「キャッチャーだったんだから受け止めろ」と指摘。上地さんは「大分、変なボールも受け止めてあげていますよ」と、見事な掛け合いで仲の良さをうかがわせた。
ドラマは、浅田次郎さんの同名幕末小説が原作。無血開城が決まった江戸城を舞台に、時代の波に取り残されそうになりながらも、自らの信義を通し一切口をきかないまま、城内に居座り続ける将軍直属の御書院番士・的矢六兵衛(吉川さん)と、六兵衛の排除を命じられた下級藩士・加倉井隼人(上地さん)との交流を描く。
今回長せりふに挑戦したという上地さんは「いつもは台本に自分のせりふをマーカーで色を付けるのですが、5ページくらい塗ることになって途中でやめた」と振り返り、加倉井を演じて「長せりふがもう怖くなくなりました。
ドラマは、2018年7月22日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全6話で第1話は無料放送。