歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが7月27日、東京・歌舞伎座で行われたディズニー映画最新作「ジャングル・ブック」(ジョン・ファブロー監督)のジャパンプレミアに登場した。120年を超える伝統の歌舞伎座で洋画のプレミアイベントが行われるのは今回が初めて。幸四郎さんは「胸いっぱいです。感激です」と胸の内を表現。「本当に優れた古いものは、新しい。歌舞伎座でディズニーの『ジャングル・ブック』が上演されることは感無量でございます」と感慨深げに語った。
「ジャングル・ブック」はジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然の掟(おきて)とともに雄々しく生きる者たちの愛情や憎しみ、喜びや悲しみなどを描いた作品。モーグリは黒ヒョウのバギーラからオオカミのラクシャに託されジャングルの子となって幸せな生活を送っていたが、ある日人間を憎むトラのシア・カーンがジャングルに戻ってきて……という内容。日本語吹き替え版では黒ヒョウのバギーラの声を松本幸四郎さん、陽気なクマのバルーを西田敏行さん、母親オオカミのラクシャを宮沢りえさん、トラのシア・カーンを伊勢谷友介さんが担当する。8月11日公開。