松本零士さんの人気マンガ「銀河鉄道999」の新作舞台「舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠」のゲネプロが4月20日、明治座(東京都中央区)で行われた。この日、初日を迎える同舞台。ゲネプロ後の会見で、主人公・星野鉄郎役の中川晃教さんは心境を聞かれ「体中が火照っています。この物語では運命や希望という心に刺さる言葉が出てきます。(ニュース番組などで)ブラックホールを目で見る奇跡的な体験をできました。劇中にはブラックホールという言葉も出てきます。ブラックホールを目で見ることができ、この作品に携われていることに縁を感じています!」と力強く語った。
会見には、クイーン・エメラルダス役の凰稀かなめさん、機械伯爵役の前山剛久さん、リューズ役の矢沢洋子さん、メーテル役の木下晴香さん、クレア役の美山加恋さん、車掌役のお宮の松さん、プロメシューム役の松下由樹さん、キャプテン・ハーロック役の平方元基さん、松本さんが出席。
体調不良で降板した浅野温子さんに代わってプロメシュームを演じる松下さんは「昔から見ていた作品に(自分が)入れるとは思ってもいませんでした。(初日公演に向けて)集中していけたら」と気を引き締めていた。松本さんは、プロメシュームを演じる松下さんについて「素晴らしかったです。迫力がすごかったです」と大絶賛していた。
松本さんは、“ブラックホール”の撮影に成功したというニュースに触れながら「ブラックホールを見ることができて驚きました」「これからはもっとリアルに描ける。小学生のころからの夢でしたから」と笑顔を見せていた。
昨年6、7月に上演された舞台「舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」の続編となる今作では、星野鉄郎と最後の敵の戦い、メーテルとの別れを軸に、オリジナルストーリーを交えたストーリーを描く。メーテルは、木下さんとアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャストによるユニット「Aqours(アクア)」の伊波杏樹さんがダブルキャストで演じ、東京公演は同所で20~29日上演。大阪公演は梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区)で5月10~12日に上演される。