声優の古谷徹さんが2月23日、東京都内で行われた「『お金』との付き合い方をアップデート」イベントのトークショーに登場し、声優業の魅力ややりがいを語った。これからかなえたい夢を聞かれると、自身が声を担当したアニメ「名探偵コナン」の安室透(あむろ・とおる)役が活躍した劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」(2018年4月公開)の興行収入について触れ、「ファンの皆さんが、安室を“100億の男”にしようと盛り上がってくれたのですが、日本の興行収入が92億(円)止まりで惜しかったんです。でもやっぱり皆さんの高い目標はいつか実現したい」と、リベンジを誓った。
人気キャラクターである安室透について、古谷さんは「今メインでやっているキャラクターで大好き。映画も大ヒットにつながりまして自分を“安室の女”と言ってくださるファンも出てきた」と、昨今のブームを振り返った。興行収入については「海外も入れると120億(円)くらいいっているんです。でもやっぱり、皆さんの高い目標(日本で100億円)はいつか実現したい。安室メインの映画で、100億(円)を達成したいと思いますね」と力を込めた。
イベントは2月23日の「税理士記念日」の特別企画として、東京税理士会主催で開かれた。「税の仕組みや役割を楽しんで学ぶ」がテーマで、古谷さんのほか、落語家の笑福亭鶴瓶さんの弟子の笑福亭鉄瓶(てっぺい)さんが登場。鉄瓶さんによる「租税落語」の披露や、古谷さんと鉄瓶さんのトークセッションなどが行われた。
会場には安室透のファンも多数駆けつけた。質疑応答では、キャラクターの声で“応援メッセージ”をリクエストされ、古谷さんは「僕には、命を懸けて守らねばならない、みんなの夢と生活がある。皆さん、頑張ってください!」と叫んで、ファンを喜ばせていた。