乙野四方字(おとの・よもじ)さんの小説が原作の劇場版アニメ「僕が愛したすべての君へ(僕愛)」(松本淳監督)で、ボカロPのバルーン名義でも活動する歌手の須田景凪さんが挿入歌「落花流水」を担当することが分かった。同じく乙野さんの小説が原作の劇場版アニメ「君を愛したひとりの僕へ(君愛)」(カサヰケンイチ監督)で、バンド「Saucy Dog(サウシードッグ)」が挿入歌「サマーデイドリーム」を担当することも発表された。須田さん、Saucy Dogはそれぞれの作品の主題歌を担当しており、挿入歌も担当することになった。
「僕愛」「君愛」の特別映像が公開され、それぞれの挿入歌がお披露目された。須田さん、Saucy Dogの石原慎也さんが、それぞれの作品にゲスト声優として出演していることも明らかになった。
「僕愛」と「君愛」は、並行世界を行き来することができる世界を舞台に、同じ名前の二人の少年がそれぞれの世界で一人の少女と恋に落ちる……というストーリー。ハヤカワ文庫から小説が発売されており、累計発行部数は40万部を突破している。
アニメは、タツノコプロのレーベル「BAKKEN RECORD」が「僕愛」、「ルパン三世」シリーズなどで知られるトムス・エンタテインメントが「君愛」をそれぞれ制作する。声優初挑戦となる宮沢氷魚さんが「僕愛」の主人公の高校生・高崎暦と「君愛」の主人公の小学生・日高暦を演じるほか、橋本愛さんが「僕愛」のヒロイン・瀧川和音役、蒔田彩珠さんが「君愛」のヒロイン・佐藤栞役の声優を務める。10月7日に2作同時公開。