女優の岸井ゆきのさんが主人公・ケイコを演じる映画「ケイコ 目を澄ませて」が12月16日に公開されることになり、映画の予告編が公開された。
「ケイコ 目を澄ませて」は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、「きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督が映画化。ケイコを岸井さん、ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長を三浦友和さんが演じるほか、三浦誠己さん、松浦慎一郎さん、佐藤緋美さん、中島ひろ子さん、仙道敦子さんも出演する。
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない思いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書き留めた会長あての手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す……というストーリー。