女優の米倉涼子さんが12月10日、横浜・みなとみならい21地区で同日開幕した映画祭「フランス映画祭2020 横浜」（13日まで）のオープニングセレモニーに、フェスティバル・ミューズとして出席した。新型コロナウイルスの影響を振り返って「今年は日本だけではなく、世界中でたくさんの方々が辛い経験をされたかと思います。そんな中で、映画イベントは我々の希望でもあります」と映画祭開催の意義を語った。

　横浜育ちの米倉さんは、着物姿でレッドカーペットを歩いて登場し「私はここ、横浜が好きです。そして、映画が好きです」とあいさつ。「フランスの映画人が来日することはかないませんでしたが、彼らのすばらしい映画が来日しました。こうやって日本のフランスの文化交流の日が絶えることなく、この映画祭を開催できることをすばらしく思っています」と話した。

　映画祭では、みなとみならい21地区を中心に最新のフランス映画などを上映。イベントには林文子横浜市長やフィリップ・セトン駐日フランス大使、日産の内田誠CEOらも出席。オープニング作品「ゴッドマザー」に主演し、同映画祭のフランス代表に就任した女優イザベル・ユペールさんのメッセージ動画も公開された。