1985年に発表された押井守監督の“伝説のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)”「天使のたまご」の4Kリマスター版「天使のたまご 4Kリマスター」のインタビュー動画が10月23日、公開された。押井監督と4Kリマスター音響設計監修を務めた若林和弘さんが、4Kリマスター、ドルビーアトモス化の舞台裏を語る貴重な対談映像となっている。
「天使のたまご」は、押井監督の初めてのオリジナル作品で、天野喜孝さんが原案、アートディレクションを担当したOVA。限りなくモノトーンに近い色彩、ごくわずかのせりふ、異例の長回し、約400カットという通常のアニメ約3分の1という少ないカット数といった禁欲的なスタイルで制作された。1985年にOVAとして発売され、発売記念として期間限定で劇場でも上映された。
4Kリマスター版は、「天使のたまご」公開40周年を記念して製作。押井監督による監修の基、35ミリのフィルム原版をスキャニングし、最新技術で4Kリマスター化する。