俳優の大泉洋さん主演の映画「探偵はBARにいる」シリーズの第3弾が製作されることが5月26日、明らかになった。同日、丸の内TOEI(東京都中央区)で開催された「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(橋本一監督)の舞台あいさつで発表されたもので、観客に続編の製作決定が告げられると拍手が鳴りやまず、大泉さんは「ありがとう。拍手が鳴りやまなくて、カンヌ映画祭みたい。私にとってものすごく大切な作品です。こんなにいいことがあると(自分が)死ぬんじゃないかと思う」と喜び、ガッツポーズも見せた。
また、大泉さんは第3弾について「第4弾も一緒に作ってしまおう。第3弾は15分くらいで(最後に)『続く!』みたいにしたい。(共演者の)松田龍平君は飽きっぽいので、飽きないうちに撮ってしまった方がいい」と冗談を交えながら話すなど得意の"マシンガントーク"で観客を笑わせていた。
「探偵はBARにいる」は、札幌市出身の作家・東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」の2作目「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫)を、ドラマ「相棒」などの演出を手がけた橋本監督が11年に映画化して人気を集めた。「2」は、シリーズ第5作「探偵はひとりぼっち」が原作で、手品が得意なマサコちゃん(ガレッジセールのゴリさん)が殺害されたことをきっかけに探偵(大泉さん)と高田(松田龍平さん)が事件に巻き込まれる。(毎日新聞デジタル)