アジア最大級の映画祭「第32回東京国際映画祭」(TIFF)が10月28日、六本木ヒルズ(東京都港区)などで開幕した。六本木ヒルズアリーナにはレッドカーペットが敷かれ、爽やかな秋晴れの下、トップバッターとして映画祭のアンバサダーを務める女優の広瀬アリスさんが純白のドレス姿で登場し、無数のフラッシュを浴びながら笑顔を見せた。
東京国際映画祭は、1985年にスタートし、今年で32回目を迎えるアジア最大級の映画祭。今年は10月28日~11月5日に六本木ヒルズ(東京都港区)や東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)などで開催される。
オープニング作品として、渥美清さん主演の国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の50作目となる新作映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」(山田洋次監督)を上映。コンペティションには「喜劇 愛妻物語」(足立紳監督)、手塚治虫の大人向けマンガを稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんのダブル主演で実写映画化した「ばるぼら」(手塚眞監督)などが出品される。
アニメや特撮の映像文化が国際的に評価されるきっかけや変化点となった作品を選出するジャパニーズ・アニメーション部門では、「白蛇伝 4Kデジタルリマスター版」「海獣の子供」「きみと、波にのれたら」「プロメア」「若おかみは小学生!」などを上映する。
そのほかに、特撮ドラマ「ウルトラマン」でハヤタ隊員を演じた黒部進さん、「ウルトラ Q」で江戸川由利子、「ウルトラマン」でフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子さんらが登壇する「ウルトラ怪獣の誕生『ウルトラ Q』から『ウルトラマン』へ」や、「『おジャ魔女どれみ』20周年記念イベント in TIFF 新作『魔女見習いをさがして』スペシャルトーク&旧作3作上映会」などのイベントが開催される。