俳優の松田翔太さんが、マンガ・すぎむらしんいちさん、脚本・リチャード・ウーさんによるマンガ「ディアスポリス-異邦警察-」の映像化で主演することが2月12日、明らかになった。映像化は4月期にMBS・TBSの深夜の新たなドラマ枠「ドラマイズム」第1弾として全10話の連続ドラマが放送され、夏に映画が公開予定の大プロジェクトだ。
「ディアスポリス-異邦警察-」は2006~09年に週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載されたマンガが原作。東京に密入国をしている外国人だけの秘密の自治社会があるというアンダーグラウンドな舞台設定とその自治社会で弱き者を助ける裏警察官・久保塚早紀の個性的なキャラクターで人気を博し、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品にも選出された。松田さんは複数の言語を操る国籍不明の裏の警察官、久保塚を熱演する。
ドラマ版の監督には、日本の映画界を担う冨永昌敬監督、茂木克仁監督、真利子哲也監督、熊切和嘉監督が集結し数話ずつメガホンをとる。映画は熊切監督が手がける。熊切監督は映画「私の男」(13年)でモスクワ国際映画祭グランプリを受賞後、初の作品となる。