お笑いタレントの渡辺直美さんが、ディズニー/ピクサーの最新劇場版アニメ「リメンバー・ミー」(リー・アンクリッチ監督、3月16日公開)の日本版で、少年ミゲルが死者の国で出会う情熱的な芸術家フリーダ・カーロの声を担当することが2月7日、分かった。渡辺さんはディズニー/ピクサー作品の声優初挑戦で「ディズニー/ピクサー作品を全部見ているので、すごくうれしかったです!」と大喜び。渡辺さん演じるフリーダ・カーロが登場する本編映像も公開された。
フリーダ・カーロは、メキシコを代表する画家の一人。紙幣にも描かれている。愛と自由に生きた革新的な女性で、今も絵や作品が支持を集めている。2002年にはメキシコ出身の女優サルマ・ハエックさんがフリーダ・カーロを演じた映画「フリーダ」が公開された。
「リメンバー・ミー」は、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台にした冒険譚(たん)。過去の悲しい出来事がきっかけで「音楽禁止」という厳しいおきてがある家に生まれたギターの天才少年・ミゲルは、伝説のミュージシャン・デラクルスの霊廟(れいびょう)に飾られたギターを手に、先祖が家族に会いにくるという“死者の日”に開催される音楽コンテストに出る決意をする。そんな中、“死者の国”に迷い込んでしまったミゲルは、一族に隠された“秘密”に気付き、冒険を始める……というストーリーが展開する。
劇中には、フリーダ・カーロもカラフルな衣装で登場する。渡辺さんは「色彩がキレイ過ぎてびっくりしました。色の組み合わせや死者の国の輝き方とか、色合いがすごく可愛くてすてきでした」と世界観を絶賛。また「女性でフリーダに憧れている方は多いですよね。携帯の待ち受けにしていたり、グッズもたくさん出ていたり。今メキシコの可愛い色合いがとてもはやっているので、今のこの時代に作品がすごくぴったりだと思いました」と語っている。