人気アニメ「ルパン三世」の新作劇場版アニメ「LUPIN THE THIRD 血煙の石川五ェ門」(小池健監督)の初日舞台あいさつが2月4日、東京都内で行われ、石川五ェ門役の浪川大輔さん、ルパン役の栗田貫一さんらが登場。浪川さんは、栗田さんから「大ちゃんが五ェ門になった日」と祝福され「うれしいです。(前作『次元大介の墓標』から)次は五ェ門だぞって言われ、プレッシャーを感じていた。栗田さんたちに支えてもらいました。今はほっとしています」と満面の笑みを見せた。
浪川さんは収録について「ルパンを支えてきた皆さんの期待は裏切れなかった」といい「息ひとつで何テークもとり直しました」と苦労を明かした。栗田さんは「大変だったと思う。五ェ門の成長により、息の使い方が変わる。劇中のルパンが五ェ門を見守るように、僕も大ちゃんを見守ることしかできなかった」と明かしながら「沢城みゆきがいつしか不二子になり、山寺宏一が銭形になったように、大ちゃんも五ェ門になったんだと思います」とたたえた。舞台あいさつには小池健監督、浄園祐プロデューサーも出席した。
「LUPIN THE THIRD」は若き日のルパンたちの姿を描いたシリーズで、テレビアニメ「峰不二子という女」が2012年に放送され、劇場版アニメ「次元大介の墓標」が14年に公開された。第3弾となる「血煙の石川五ェ門」は、五ェ門が自らの雇い主であったヤクザの組長の死によって、裏切り者の汚名を背負い、屈辱を晴らすため、圧倒的な力を持つ敵に挑む。小池監督や脚本の高橋悠也さんら「次元大介の墓標」を手がけたクリエーターが再集結している。