女優の永野芽郁さん主演の映画「マイ・ブロークン・マリコ」(タナダユキ監督、9月30日公開)で、主人公・シイノを演じた永野さんのクランクアップ時の映像が9月16日、公開された。
本編の撮影を終え、メガホンをとったタナダユキ監督から花束を受け取る永野さん。サプライズで親友・マリコを演じた奈緒さんが登場すると、驚きと共に大粒の涙を流す。劇中では亡くなってしまった親友であった奈緒さんに「生きてる~!」と感慨深い様子で、現場を和ませ、そこから撮影を振り返っていく。
映画は、2019年にウェブマンガ誌「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載され、2020年に単行本化された平庫ワカさんの同名マンガが原作。親友を亡くしたシイノの旅路と、共依存ともいえるマリコとの関係を、過去と現在を行き来しながら丁寧に描く。
鬱屈した日々を送る会社員のシイノトモヨ(永野さん)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒さん)が亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れてく!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は……というストーリー。