女優の清野菜名さんが7月25日、東京都内で行われた同日公開の主演映画「東京無国籍少女」(押井守監督)の初日舞台あいさつに登場。同作で映画初主演を務めた清野さんは感想を聞かれ、「プレッシャーや不安はあった」と心境を告白。舞台あいさつの最後に、押井監督からサプライズでお祝いの花束とセグウェイが贈られると、「えー!」と驚きつつ、「(同作は)私の中で宝物になりました」と笑顔をみせた。
清野さんは初めて現場に入った時の印象を聞かれると「台本をもらったときから内容が薄くてプロット状態だったので、その時点で不安で不安で仕方がなかったです。クランクインの日はとにかく不安しかなかったですね」と振り返って苦笑。ただ、「分からないことがあったら(監督に)何でも聞いて。何度も説明してくださった。今までそういう現場がなかったので、すごく良かったです」といい、「シーンが変わるごとに役について細かいことまで確認しあったり。そういう会話ができるのは今回の立場(主演)の特権なのかなって」と振り返った。
押井監督は、初主演の清野さんへ「初めて主演をやるって人には多少、責任を感じる。最初に主演やってもらった人っていうのはなんとなく一生つきまとう。また(一緒に)やりましょう」と笑顔でオファー。清野さんも「撮影中から監督の魅力に引き込まれていって、作品が終わっても別の作品でご一緒できたらと思っていた。これからもよろしくお願いします」と応えていた。舞台あいさつには清野さん、田中日奈子さん、吉永アユリさん、花影香音さん、押井監督が出席した。
「東京無国籍少女」は、事故で心身に傷を抱えた若き天才アーティストの藍(清野さん)が、彼女を利用しようとする大人や嫉妬深い同級生に囲まれて学園生活を送るというストーリー。