俳優の斎藤工さんが6月11日、東京都内で行われた主演映画「虎影」（西村喜廣監督、6月20日公開）の完成披露試写会に登場。雨中の撮影で、息子を演じた子役の石川樹くんがびしょぬれになっていた姿を見た斎藤さんが、自分より先に樹くんの頭を拭いてあげたというエピソードが明かされ、斎藤さんは「営業スイートです」と苦笑し、「（こういう会見で）話してもらえるようにしただけです」と謙遜していた。

　斎藤さんは最強の忍者といわれる主人公の虎影を演じており、虎影について聞かれると「自分のことより（家族や仲間を）優先して戦う男で、そういうかっこよさを持っている」と説明した。謙遜した態度を取る斎藤さんに、出席していた西村監督が「工は、本当にネガティブだね」と冗談交じりに言うと、斎藤さんは「過信したら終わりですから」と苦笑していた。

　映画は、“抜け忍”となり、妻子と平穏な日常を暮らしていた虎影が、隠された財宝を手に入れようとする忍者の首領に息子を人質にとられる。家族を守るため再び刀を手に取り、首領の命令に従って財宝を奪いに行く……というストーリーが描かれる。