女優の吉田羊さんが、村上春樹さんの短編作品を実写化した映画「ハナレイ・ベイ」(松永大司監督、10月19日公開)で主演を務めることが5月10日、分かった。映画には「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の佐野玲於さん、俳優の村上虹郎さんも出演する。
映画は、村上春樹さんが2005年に発表した「東京奇譚集」(新潮文庫)の一編「ハナレイ・ベイ」が原作。サーフィンに明け暮れる思春期の息子と、シングルマザーで彼を育ててきた母親サチの姿を描く。米ハワイのハナレイ・ベイで一人息子をサーフィン中の事故で亡くしたサチは、10年間、毎年息子の命日の頃にハナレイ・ベイを訪れ、ビーチの近くの大きな木の下で海を見つめ過ごしている。その矢先、サチは若い日本人サーファーから“片脚の日本人サーファー”の存在を聞かされる……というストーリー。
吉田さんはサチ、佐野さんはサチの息子のタカシ、村上虹郎さんはサチがハナレイ・ベイのビーチで出会う日本人サーファーの高橋を演じる。映画にはそのほか、佐藤魁さん、栗原類さんも出演する。