俳優の西島秀俊さん主演の人気ドラマを映画化した「劇場版MOZU」(羽住英一郎監督)の特報映像とポスタービジュアルが7月18日、公開された。ポスタービジュアルでは、銃を片手に持った西島さん演じる倉木と、ビートたけしさんが演じ、ドラマ、映画シリーズ“最大の謎”の存在「ダルマ」の右半分の顔がデザインされている。さらに「最大の敵、現る」という文字もプリントされている。
「MOZU」は、作家・逢坂剛さんのハードボイルド小説「百舌」シリーズが原作。WOWOWとTBSの共同制作によるドラマが2014年に放送され、壮大なスケールの爆破シーンや、公安のエース・倉木を演じる西島さんのほか香川照之さん、真木よう子さんら出演者の激しいアクションが話題を呼んだ。
公開された特報映像では、フィリピンで撮影された大迫力の爆破シーンや、伊勢谷友介さん演じる犯罪プランナーの高柳、松坂桃李さん演じる殺し屋の権藤のビジュアルも明らかにされる。終盤には、炎の中で笑い声を上げるダルマの姿も登場する。
ポスターのほかに劇場で配られるチラシも3パターンあり、香川照之さん演じる大杉と権藤、真木さん演じる明星と高柳、倉木と長谷川博己さん演じる東がデザインされ、それぞれ「ようこそ、絶望の世界へ。」、「ようこそ、本物の悪夢へ。」、「ようこそ、本物の煉獄へ。」というキャッチコピーがプリントされている
劇場版は、倉木が妻の死の真実にたどり着いてから半年後を描く。気力を失った倉木と、警察への不信感から警察を辞め探偵事務所を開いた大杉、ともに謎を追っていた明星の3人が、犯罪プランナーの高柳、殺し屋の権藤らテログループとの戦いを描く。さらにダルマの存在が明らかにされる……というストーリー。映画は11月7日公開。