大和和紀さんの人気少女マンガが原作の劇場版アニメ「はいからさんが通る」の後編「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」(城所聖明監督、2018年10月19日公開)の特報が8月21日、公開された。特報は、主人公・花村紅緒の「ついに来たわ、大陸!」というせりふで始まり、戦地で行方不明となった婚約者の伊集院忍少尉を捜しに満州の地へ向かった紅緒が、かつて少尉と戦地を共にした鬼島森吾らと出会う姿が描かれる。
30秒の特報には、紅緒を励まし、支え続ける編集長・青江冬星や少尉とそっくりなロシアからの亡命貴族サーシャの夫人ラリサらも登場。少尉に思いをはせる紅緒の姿などが映し出されている。
「はいからさんが通る」は、大正時代を舞台に、剣道が特技でじゃじゃ馬な“はいからさん”こと花村紅緒と婚約者・伊集院忍の恋を描いたラブコメディー。1975~77年に「週刊少女フレンド」(講談社)で連載され、第1回講談社漫画賞少女漫画部門を受賞。78~79年に全42話のテレビアニメが放送されたほか、87年に南野陽子さん、阿部寛さん主演の実写映画が公開された。79、85、2002年にテレビドラマも放送された。
劇場版アニメの新作は、連載40周年を記念した企画で、約38年ぶりにアニメ化。前後編で前編「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」が17年11月に公開された。早見沙織さんが主人公・紅緒、宮野真守さんが少尉を演じるほか、櫻井孝宏さん、中井和哉さん、梶裕貴さんらも声優として出演する。