オオカミの覆面をした異色のロックバンド「MAN WITH A MISSION」が、ダンス・ボーカルグループ「EXILE」のボーカルのTAKAHIROさんの主演映画「3人の信長」(渡辺啓監督、9月20日公開)の主題歌を担当することが7月26日、分かった。主題歌は「86 Missed Calls feat. Patrick Stump」で、同日公開された本予告映像に収録されている。
映画は、「我こそが信長」と主張する3人の信長と、主を討たれ復讐(ふくしゅう)心に燃える元今川軍の侍たちとの攻防を描いた時代劇エンターテインメント。永禄13年、金ケ崎の戦いで敗走中の織田信長の首を狙って、元今川軍の蒲原氏徳らは廃村に潜んでいた。蒲原らが捕らえたのは、なんと3人の信長(TAKAHIROさん、市原隼人さん、岡田義徳さん)。万が一影武者の首を打ち取ってしまっては、今川家は笑いものになってしまう。3人のうち2人は影武者に間違いないと、今川家の威信にかけて、蒲原たちはあの手この手で本物をあぶりだそうとする……というストーリー。
本予告映像は、「信長をうったぞー」という音声とともに、3人の信長が捕らえられた場面からスタート。クセまで似通った3人に、元今川軍の侍たちは水がたっぷり入ったおけに顔を押しつけるなど、あの手この手で信長の情報を聞き出そうとする。しかし、3人は忠義を尽くした真の織田信長を守るために命を懸けてうそをつく。
「喜びで流す涙を見たいんじゃ。それでもわしをうつけと申すか」と世の中を変えようとする“信長・丙”の思いがあふれ出す一幕や、「もうよい、俺さえ死ねば」と2人の影武者を生かそうと男気たっぷりに語る“信長・乙”、「いつの時代も変わり者が世の中を変えるってもんだ」と勇ましく声を上げる“信長・甲”の姿も登場。最後は、元今川軍の蒲原に「お主が本物の信長か?」と迫られるが、織田信長の肖像画によりその顔は隠されていて……という内容になっている。