女優の井上真央さんが2月26日、東京都内で行われた主演映画「白ゆき姫殺人事件」(中村義洋監督)のイベントに、共演の綾野剛さん、菜々緒さんらキャストとともに登場。映画は、うわさ話や妄想がいつの間にか本当の話になっていく様子を描く作品ということから、共演者のうわさ話を聞かれた井上さんは、「深夜ロケのとき、菜々緒ちゃんがからあげとかやきそばをガッツリ食べてて、飲み物も常に炭酸で、ジャンキーなものをよく食べているのを見ました!」と暴露。さらに井上さんは「殺人シーン撮影の間には、ドロドロになりながら、焼きそばを膝に乗せながら五平もちを食べていた。すいません、ばらしました!」と話し、菜々緒さんを恥ずかしがらせていた。
井上さんに負けじと菜々緒さんは、「井上さんと昨日バラエティー番組の収録だったんですけど、4時間半のSPで深夜まで撮影だった。VTR中に、どうも(井上さんが)寝てたみたいで」と井上さんのいねむり疑惑を暴露。井上さんは、「寝てはいないけど、眠かったのは事実。菜々緒ちゃんに引っ張ってもらった」と続け、会場の笑いを誘った。
「白ゆき姫殺人事件」は、「告白」などで知られる作家の湊かなえさんのサスペンス小説が原作。井上さんは、美人会社員・典子(菜々緒さん)が惨殺された殺人事件をめぐって疑惑の目を集める典子と同期入社の地味な女性・城野美姫役を演じる。テレビのワイドショーの取材によって、美姫の同僚、同級生、故郷の人々そして家族と関係者たちが美姫について語っていく。しかし、それぞれの証言には驚くべき内容が含まれていて......という展開。ワイドショーのディレクターを綾野さんが演じるほか、今作が映画初出演となった菜々緒さん、蓮佛美沙子さん、貫地谷しほりさん、金子ノブアキさんらが出演する。
イベントには、蓮佛さん、貫地谷さん、金子さん、中村監督も登場。"地味でつまらない女"を演じた井上さんは、「図々しいですが、お話を受けたとき、美人会社員役の典子役だと思っていた。原作でキレイ、キレイって書いてあって、プレッシャーだと思っていたら、地味な子が出てきて、うん、これならできるかなと思って」と明かした。薄っぺらいディレクター役を演じた綾野さんは「監督のブラックジョークを真に受けながらやっていたら薄っぺらくなった」と役に手応えを感じた一方で、「まあ、しゃあないですよね。ワイドショーのディレクターですから......」と続けて井上さんから「(ワイドショー)批判ですか?」と指摘され、慌てていた。映画は3月29日公開予定。