永野芽郁さん主演、田中圭さん、石原さとみさんらも出演する映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督、10月29日公開)で、血の繋がらない父と2人で暮らす優子(永野さん)、そんな優子を育てる森宮さん(田中さん)、自由奔放なシングルマザーの梨花(石原さん)といったある秘密を抱えながら生きる二つの親子の軌跡に迫るキャラクター動画が10月28日、公開された。
キャラクター動画「梨花編」は、梨花とみぃたん(稲垣来泉さん)の初めての出会いと、幸せな笑顔を見せあう水戸家3人の結婚式から描かれる。ほどなくしてシングルマザーとなった梨花は、みぃたんと2人で暮らすようになる。「ママは何歳まで生きるの?」というみぃたんの無邪気な質問に対し、どこか決意をにじませたような声色で「大丈夫だよ」と笑顔で答えるが、後半は一転して「ごめんね、みぃたん」と力なく娘を抱き寄せる梨花。梨花にもまた、みぃたんについた決してばれてはいけない嘘があった……。
「そして、バトンは渡された」は、瀬尾まいこさんによる同名小説が原作。血のつながらない親に育てられ、4回も苗字が変わった高校生・森宮優子はわけあって料理上手な義理の父親、森宮壮介と2人暮らしをしている。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんには愛情を注ぎ共に暮らしていたのだが、ある日突然、娘・みぃたんを残して姿を消してしまう。やがて、全く違う二つの物語が交差する……。