7月から関西テレビで放送される連続ドラマ「潤一」で主演を務める俳優の志尊淳さんが4月7日(現地時間)、仏カンヌで開催されている連続ドラマを対象とする国際的ドラマの祭典「フランス・カンヌ国際シリーズフェスティバル」(カンヌシリーズ)のピンクカーペットに参加した。
「潤一」はカンヌシリーズのコンペティション部門に正式出品され、志尊さんのほか、共演の藤井美菜さん、北原栄治監督、広瀬奈々子監督、河村光庸プロデューサーがピンクカーペットを歩いた。カンヌシリーズに日本のドラマがノミネートされるのは今回が初めてで、全世界から応募された作品の中からノミネートされた10作品が、6日間にわたり「カンヌ国際映画祭」と同じ会場で上映。10日(現地時間)に授賞式が行われ、作品賞、主演賞などが発表される。
ピンクカーペットに参加した志尊さんは「日本の作品として初めてカンヌシリーズに招待を受けたことを大変光栄に思います。まさかこのような形でカンヌに来られるとは思ってもいなかったので、今はまだ地に足がついていない感じですが、カンヌの空気を吸い、さまざまな方と触れ合い、この作品をたくさんの人に届けたいという気持ちが強いです」と興奮した様子で話した。
ドラマは、映画「万引き家族」などの是枝裕和監督、映画「永い言い訳」などの西川美和監督が中心となって設立した「分福」が企画。物語は、潤一と、16~62歳までのさまざまな背景を持った6人の女性との刹那(せつな)の愛が全6話で描かれる。志尊さんは、ドラマが上映されることについて、「言語や環境が変わったとしても、世界中の人に届くかどうかが不安でもあり、楽しみでもあります。この作品は捉え方によっては、いろいろな面があるので、フランスの方々の感想を聞いてみたいです」とコメントしている。