村上春樹さんの短編小説集「女のいない男たち」(文春文庫)収録の同名小説が原作の映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督、8月20日公開)の「壮行会イベント」が7月4日、東京都内で行われ、主演の西島秀俊さんや共演の三浦透子さん、霧島れいかさん、濱口監督が登場した。
映画「ドライブ・マイ・カー」は、「第74回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門への出品が決定している。
映画は、第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した映画「スパイの妻 劇場版」(黒沢清監督)の脚本を手がけた濱口さんが監督と脚本を担当。主人公・家福悠介(西島さん)は、脚本家の妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会ったのは、寡黙なドライバー・渡利みさきだった。みさきは悠介の愛車を運転してくれることになったのだが、家福はみさきと過ごす中で、それまで目を背けていたことに気づかされていく……というストーリー。