俳優の窪田正孝さん主演で石田スイさんの人気マンガを実写化した映画の続編「東京喰種 トーキョーグール【S】」(川崎拓也監督、平牧和彦監督、7月19日公開)の本編冒頭を特別に編集した映像が5月28日、公開された。映像は、モデルでタレントのマギーさんが演じる人気モデル・マーガレットが夜の東京をタクシーで走行するシーンから始まり、前作の本編映像が、東京の街中に映し出される。前作の金木研(窪田さん)の登場シーンや、真戸呉緒(大泉洋さん)、神代リゼ(蒼井優さん)らの姿も収められている。
映像は、街中の階段やシャッターなどに前作の映像が映し出される内容となっており、夜の東京のさまざまな場所にプロジェクターを設置して撮影された。川崎監督、平牧監督は東京の夜景のCMを数多く手がけており、それゆえに作り出された映像美が表現されているという。
「東京喰種」シリーズは、人肉を食らう怪人・喰種(グール)をテーマにした石田さんの人気マンガで、2011~14年にマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、14年から始まった新章「東京喰種 トーキョーグール:re」が18年7月に完結した。コミックスは全世界累計4400万部を発行。実写映画も世界29カ国で公開された。
実写映画の続編となる今作は、喰種が潜む街・東京が舞台。ある事件をきっかけに半喰種となってしまった大学生の金木研(カネキ)は、喫茶店あんていくに身を寄せ、霧嶋董香(トーカ、山本舞香さん)らと共に生活をしていた。そんな中、美食家(グルメ)と呼ばれる喰種・月山習があんていくを訪れる。月山はカネキのにおいに興味を持ち、彼をグールレストランに誘い出す……というストーリー。